2016年12月24日のフロイント

2016年12月24日のフロイント

2016年12月24日のフロイントは

Suさんの指揮で,
 ベートーヴェン 交響曲第9番

でした。

2010年に始まって以来,すっかり恒例になった感のある,声楽付きの第九ですが,今回は初めて区民センターを借りての催しとなりました。

器楽が45名,声楽が約25名,聴衆が約20名と,100名近い人が一同に会していて,壮観と思ったのが第一印象でした。

第九というのは,頻繁に取り上げられる曲ではないため,あまり弾き慣れてはいないと思いましたが,滅多にない大人数と,残響が3秒くらいあるホールの効果もあいまって,最初の和音から本格的な響きがして驚きでした。

合宿などで第九を弾く時は,いつも頭の中で声楽部分を歌いながら弾いていたように思います。それが今回は,自分の外から歌声が聞こえてきて,それも新鮮に感じました。

私が弾いていた席は,ちょうど聴衆の真正面だったのですが,聴衆の方もずいぶん熱心に聴いて下さっていました。

第三楽章は,よく合唱どころか演奏者まで寝てしまうという噂も聞きますが,皆さん最後までしっかり耳を傾けておられたのが,良く見てとれました。

終演後「また演りたいね」という声がちらほら聞こえていて,終わった後も高揚感の残る会だったと思います。