アンサンブル・フロイント
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Q
 以前、学生の頃にオーケストラに所属していたことがあります。難しいことは分からなかったけれども、ただ夢中で音楽に没頭していたことを懐かしく思い出します。
 最近少し時間ができて、楽器を手にして近くのアマチュア・オーケストラに参加してみたのだけれど、以前と違ってオーケストラにつきものの些細なあれこれが、何だか「しっくりこない」ように感じられてしまい、音楽に集中できないような気がして、自然と足が遠のいてしまいました。
 時折ピアノの友人と合わせてみたりはしているのですが、オーケストラのことを忘れ難い自分を感じています。ときおり、インターネットでアマチュア・オーケストラの団員募集をちらちら眺めたりして、ため息をついています。
A

 アンサンブル・フロイントのウェブサイトへ、ようこそ。
 オーケストラで音楽するときの、あの複雑極まりない「コミュニケーションの快感」をひとたび知ってしまうと、その記憶を消し去ることはできないんじゃないかと思います。合奏の熱気、そして皆が一体となった際の充実感。そうしたものをあなたがうまく味わえないままに「寂しい思い」を持て余しておられるのは、僕も残念な気持ちです。
 「しっくりこない」というあなたのおっしゃりようは漠然としていますけれども、何となく分かるような気もします。僕自身がかつて、そのような「しっくりこない」感じを味わって複数のオーケストラを彷徨っていたからです。
 アマチュア・オーケストラには純粋に「音楽を楽しみたい」人たちが集っているはずなのに、何かその「熱意」の向けられている方向が違うような気がする。どうして、ただ夢中に「音楽すること」に没頭できないのだろう。音楽することにまつわる様々な些細なことが、どうしてこんなに「煩わしく」感じられるのだろう。そのような「悩み」を、かつて僕も自分のものとして抱え込んでいたことがあったのです。
 でもフロイントの生成に参加する中で、僕のそのような「悩み」はいつしか解消されてしまいました。現在のフロイントの有り様には、ただ音楽に夢中でありたかった僕のような人間が「しっくりくる」ような、いくつかの「重要な工夫」が含まれているような気がします。

Q
 演奏会を目的にしないと「練習にならない」こと、ないですか?
 仕上げていく気もなく、ただ漫然と「合わせよっか」って仲良しごっこやってても、いつまでも「上達」しないし、それはそれでお気楽かも知れないけど、やっぱり本当の意味で「楽しくない」んじゃないですか?
 そういうのって、ただの「自己満足」なんじゃないか、って思ってしまうんですが。
A

 「自己満足」を目的にするの、僕は悪くないと思うのですが。
 だって、自分の「演奏したい」っていう欲求を満たすために、みんなオーケストラに集まってくるんですから。誤魔化さずに、とことんまで「自分を満たす」ために演奏すれば良いのではないでしょうか。
 もちろん、真剣にやらずに、漫然と「合わせよっか」ってやってても、面白くはないでしょうね。でも、お客さんに聴かせることを目的にしないと「真剣になれない」なんてことはないんじゃないでしょうか。それこそベートーヴェンやモーツァルトに「聴かせるつもり」で真剣にやる、ってのはどうだろうか。
 アマチュア・オーケストラがホールを借り切って、年に2回も3回も「定期的」に演奏会をするのは、本当に大変でしょうね。でも、生活がかかっている「プロ」ならいざしらず、何で僕たちアマチュアが「定期演奏会」なんかしなくちゃならないんだろう?
 好きな曲を、好きなときに、心ゆくまで演奏している「自由」が我々アマチュアにはあるというのに。演奏会しないと決めたら、「パートが足りない」なんていわないで、歯抜けのまま「大曲」に挑んでも全然平気だし、足りないパートは頭で謳ってしまえば充分楽しめる。適当にアドリブを入れたり、好きな部分だけ何回もリピートしたりしても、「そんなの変だよ」とか「譜面通りじゃない」とか文句いう客も居ない。ただ自分たちのやりたいように演奏を楽しんで全然「構わない」というのに。
 そんな風に「自己満足」して、いったい何が悪いんだろうか?

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Q
 演奏会が目的でないのなら、フロイントはいったい何を目標にやってるんですか?
 ホントに毎回集まって、その場で練習してるだけなの?
 どんな選曲をして、運営方針なんかはどのように決めているのですか?
A

 ホントに毎回集まって、ただ「真剣かつ親密」に合奏してるんですよ。
 いっときますが「練習」してるんじゃありません。毎回「本番」してるんです。一回こっきりの「一期一会」の演奏を、究極の自己満足目指して繰り返しているんです。

 フロイントの運営は「何となく」行われています。

 音楽監督の他に「団長」という人がいて、フロイントで「一番エライ人」と位置づけられているのですが、位置づけられているだけで特に何かの具体的「権限」があるわけじゃありません。純粋に機能だけを見れば団長というのは「連絡係」或いは「雑用係」であるような気がします。団の「顔役」のようなものでしょうか。私は「マネージャー」ということになっていますが、メーリングリストを管理して、アドレスを外部にオープンにしているだけで、実質何もしていませんしね。何もすることがないんですよ、実際。
 団費は自発的にみんなから払い込まれますから徴収しませんし。月当たり2000円と決められてはいますが、参加できなかった月は払わないのも「あり」だし、「今月ピンチなんで」とかいうのも「あり」なので、滞納も未払いも原理的に「存在しない」のです。それで別に破綻することなく「健全経営」が持続していますしね。
 演奏会を目的としないので「出席」なんかも気にしませんし、社会人で仕事が忙しいときもあれば、個人的に大変なときもあるでしょうから、みんな足繁く来たり、あまり来られなかったり色々ですしね。大体、誰がどのようにどの程度「正団員」であるのか、その正確な「定義」がないので、誰にも正確には把握できていないのです。

 何の曲をやるのかは、たいてい誰かが「言い出しっぺ」になって決まります。投票して「決を採る」こともありますし、「あいつがあんなにやりたがってるなら」と流れで決まることもあります。
 もちろん、選曲会議して決まった曲を延々毎週練習して、本番に向けて「整える」ようなことは全然やりません。それでも、ある曲の繰り返し演奏されるうちに「煮詰まって」くることもあって、そうなると「いっちょお客さんの前でやってみるべぇ」的に演奏会が企画されたりもします。別に、お客さんに演奏の真価を問うて拍手してもらうための「発表会」をするわけじゃありません。形を為してきた演奏が、観衆に参加してもらうことによって「スパーク」する様を、お客さんと一緒に楽しむための「演奏会」です。
 フロイントの本当の意味での「コア」な行事は、むしろ「演奏会」ではなくて「合宿」なのかもしれません。もちろん、それは演奏会の準備としての「強化合宿」などとは全然違います。フロイントの所有する大量の譜面(譜面だけはむやみにある)が用意され、団員達のリクエストに従ってそれらが「片っ端から」演奏されてゆくのです。朝から晩まで、ひたすら気力と体力の続く限り「演奏」は続けられます。それは出鱈目な乱痴気騒ぎの「お祭り」のようでもありますし、音楽を巡る「荘厳な巡礼」のようでもあります。それは「楽しい」という言葉ではとても言い表せない、深い充実感を伴う音楽体験であるような気がします。

 要するに、フロイントはただひたすらに「音楽」しているのです。

Q
 半信半疑だけど、そういう不思議なオーケストラが具体的に存在している、ということは何となくわかってきました。一般的にいうところの「ふつうのオーケストラ」では全然ないけれども、でもどこよりもアマチュア・オーケストラ「らしい」といえば、らしいオーケストラであるような気もしないでもない、かな?
 私にもフロイントの音楽を「体験してみる」ことができるのでしょうか。
A

 フロイントは、ゲスト参加に「フリー」な立場をとっています。
 もちろん、オーケストラとしてのフロイントは2管編成の40人規模程度のオーケストラですから、無制限に人を受け入れて拡大するわけにもいきません。でも毎週土曜日の合奏に、興味を持たれた方がゲスト参加することは歓迎します。
 我々は「練習」しているわけではなく、毎回その場限りの「本番」を繰り返しています。だからこそ、誰がいつ参加しても、その時々の「真剣な営み」に於いては、その人を「フロイントのフルメンバー」として受け入れて違和感がないのです。楽器を持って、どうぞ我々の合奏にお越し下さい。

 いつでも、お待ちしています。

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